

講師プロフィール 山口順三
同志社大学卒。成安造形短大講師、世界デザイン会議名古屋セッションディレクター、ホテル・プラザ(大阪市)コンサルタント等を経て現在、くらしの空間研究所 所長、現代家相セミナー等を開催


A1:
私も含めた、大部分の人は、別に信じているわけではないが、無視できず、何故かこだわってしまうタイプだというのが、実状でしょう。それは、旧来の家相が、迷信や無知によって、大切な真実が覆い隠されて、不透明なものだったからです。
曇りなき、科学の眼で見直すと、現代家相は、人間の弱さをカバーするものとして、今や、精神科学の領域にまで達してきたようです。信じるというレベルから、活用する段階に入った現代家相を、私といっしょに勉強してみませんか?


A2:
家相のルーツ、中国の陰陽・五行も、もとはといえば、この世界の基本要素を求める、当時の最新科学と、それを使った、世界の現象の解説だったわけです。
しかたがないことですが、当然、現代の眼で見ると、それらは統計学でもありませんし、最新の科学情報を加えて基本のところでの変更・修正が必要です。
しかし、見落とされがちなのですが、科学の視点で見たときに、今も「伝わっている」と言う事実が重要なのです。千年以上も伝え続けられるには、それなりの理由が必要です。理由の一つは、やはり有効な部分があるからでしょう。もう一つは、人間の心の弱点をついてくる、いわゆる、コールド・リーディングが仕掛けられているからです。
現代の究極の科学にも、説明不能な問題があることが分かってきました。分かっている事と、そうでないものとを区別しながら、誤解され、悪用され易いコールド・リーディングの部分を削除して、有効な部分だけを活用していこうと言うのが、現代家相の視点です


A3:
家相ルーツ陰陽・五行では、宇宙が5つの基本要素(土・木・金・火・水)からできていると考え、東西南北の各方位を24等分し、それぞれに各要素を振り当てていきました。陰陽の変わり目で鬼が出入りするとされた北東と、その15度北側の方位(丑寅・丑)には、「土」があてられ、「土」が「水」を吸う(土が水に勝つ)ことから、この方位への水周りを禁忌したのだと考えられています。
また、古代中国での匈奴の襲来も関連しているとも言われていますが、これらを根拠としてあげるには無理が在ります。
今では一般的に、鬼門・裏鬼門あわせて、冬と夏の季節の脅威が原因と考えられています。建築的な技術も、素材も乏しかった時代、冬の寒さ、夏の西日は「死」をもたらす元凶だったのです。現代の視点から見ると、想像を絶する環境だったと思われます。
でも、油断すると、現代だって、その落とし穴に引っかかりかねません。そこで、現代家相では、次のように提案しています。
「冬の鬼門は北面」
「夏の鬼門は西面」
「共通の鬼門は天と地」
断熱や換気、結露対策によって「無防備」にさえならなければ、対処策はあります。安心してください。


A4:
そのイメージを拭い去ろうと、現代家相を提案しています。掲載されている私の日本各地での作品をご覧いただければ、お分かりいただけるものと思いますが、提案するだけではなく、現代家相を活用し、新しい日本の住宅を創り続けることも、私の大切な仕事です。
住宅は、建築主の財産であり、街並みにとっても大切な一員なのですから。
